神様になった日 見直し6話 ※ネタバレ

6話、祭の日!

友達の話でもあり、この夏を経て少しずつ変わりつつある関係性が描かれる回でもある。

 

◯ひなと陽太

冒頭、仲良く縁側でスイカを頬張るふたり。受験生にお祭りを強請るタイプはこれまで陽太の周りにはいないようだけど、陽太は聞き入れ乗せられ順応している。陽太のこの柔軟さが尊い

それにしても2周目、ひなの「はじめての」「世界最後の」が突きささる。ひなが無邪気にはしゃぐほど、永遠を願ってしまう。陽太が全力で応えるから報われる物語でもある。この夏が美しい記憶になるのは、ひどく後悔するようなことをしてないってことなんだよなあ。あと30日で世界が終わるという女の子に引っ張られて、半信半疑ながらも大事に過ごした30日だったから。それにしてもこの夏にひなに与えられた世界は優しい。

射的で「息なんてあってない」と息ぴったりに叫ぶふたりである。とんちきな目撃証言で「そんなのひなしかいない」と断言する陽太である。一緒に過ごした時間の蓄積を感じさせるシーンが多い。

5話から陽太を意識し始めたひなは、6話で杏子と並ぶ陽太にやきもちを焼く。しかし杏子や陽太に絡みにいくわけではなく、「男を侍らせてやる」と対抗心を見せる。陽太にもやきもちをやかせたかったのか、突拍子もない行動で気を引きたいのか。結局冷凍車で運ばれるという気を引くには十分な事件が起き、素直にお礼を言うひなにわずかに戸惑いを見せる陽太。ううん、機微が繊細すぎてな…。

 

◯杏子と陽太

杏子は大魔法から明るさとか積極性を取り戻し始めた。ずっと一緒に過ごしてきた杏子の変化は明らかなのに、陽太の杏子に対する反応には変化がない。相変わらず憧れの人、好きな人なんだろう。

この陽太の変わらなさと、杏子がひなと陽太を見守る嬉しそうな目が、杏子と陽太がくっつくことはないこごを示唆しているような…。この二人はそういう関係じゃないんだろうなあ。前半であれだけ盛り上がってたけど、この段階ではお互いに憧れの人って感じなのかなあ。

キャラクター同士の関係性が分かるようで分からない。みんな家族みたいに見えてくる。

 

◯陽太と阿修羅

「ミラクルカーニバル」。以上!嘘。

マブダチなんだよなあ、どっちもいい奴。

 

空の境界の普通論じゃないけど、このお話のキャラクターたちも競争したりとか自分が抜きんでようとかそういう欲は全然ないんだよなあ。

主人公をめぐって張り合わない女の子たち。

ヒロインをめぐって足を引っ張り合わない男の子たち。

マウントもとらず、強い負の感情もなく。そういう空気感、人間関係が描かれている。そんな感じだから見ていて心地が良い。不穏な設定があるけど、居心地の良さで気にならなくなってしまうところがある。