小唄(砂山)

昨日たいらだった地面に、

小石の小山を見つけた朝。

トラックが合体ロボみたいに、

荷台をひっくり返して小石を置いていった。

みっつの小山、わずかに砂煙をくゆらせる。

 

夕方になって同じ道を歩くと、

小石の小山はむっつに増えていた。

近くにはずっとショベルカーが待機してるから、

前見たように山を整えるのかもしれない。

 

どこからかやってきて、

ピラミッドみたいに綺麗に均された砂の山。

ショベルカーの運転手さんが、

時間をかけてきめ細かく均した砂の山。

ある日気がつくとどこかに消えていた。

あの砂はどこに消えたのだろう。

 

あの砂山みたいにこの小石の山も均されて、

ある日どこかへ消えるだろうか。

知らないどこかへ消えるだろうか。