Vivy感想と情報整理

Vivyおもしろいですね!

最新11話まで視聴済み。全13話とのことなので、残り2話となりました。

 

かんたんなあらすじ

世界初の自立型AI、歌唱ロボットディーバと呼ばれる少女AIは、遊園地の小さなステージで毎日歌を歌っていた。

製作者に授けられた「心を込めてみんなを笑顔にする歌を歌う」という使命の意味を探りながら。心を込めるということがどういうことなのか、彼女には分からない。常連の少女モモカは彼女をVivyと呼び親しんだけれど、他のお客さんはほとんどいない。

そんな彼女の前に、突然100年後から来たというAIマツモトが現れ、「一緒に100年後に起こるAIの戦争を止めるために歴史を変えてほしい」と乞われ、半信半疑ながらも協力を始めるVivy。

「あなたにとって心を込めるとはどういうことですか」と問い続け、「いつか私の歌を聞いて笑顔になってもらうために」人々の命を救い、歴史を変えていくVivy。その中で出会うAIのいずれもが、人を想い、自分の使命に生きていた。

ところが戦争は止められなかった。100年後、時限爆弾でも仕掛けられていたかのように、全ての自立型AIが人間への殺戮を開始する。Vivyの作曲した歌を歌いながら…。そして自立型AIの共有意識、アーカイブの中で、Vivyもまた戦争への協力を呼びかけられるのであった。

 

整理すべき情報

・歴史を変える前(正史)も後も、同日同時刻にAIの反乱が起き、松本博士はマツモトを過去に送り込もうとした。正史ではマツモトを過去に送り出した後博士は殺されたが、改変後はVivyとマツモトが博士のもとに間一髪でたどり着き、命を救う。プログラムが再度実行されることは無かった。

・Vivyに名前を与えたモモカは、飛行機事故で亡くなった。その後Vivyはモモカの妹を墜落する宇宙ホテルから救っている。

・反AIテロリスト集団「トァク」は、100年間のAI史上の事件ほとんどに関わりを持つ。

・宇宙ホテル墜落で失われたと思われた「エリザベス」のデータを別機体に移し換え、「エリザベス」はトァクに仕え続けている。

・また現在、AIが使命のため、人間のために命を落とすことに疑問を抱いてきた元トァクの垣谷ユウゴの孫が、穏健派リーダーとしてトァクの一集団のトップに立っている。

・Vivyは一度壊れ、再起動をかけられた際、「心を込める」ことを理解してメインステージを飾る最高の歌姫となったが、垣谷との戦闘の末、元のVivyを残して消えてしまった。結果として元のVivyは歌えなくなり引退して、自分の作った曲なら歌えるのではと作曲を始める。

・垣谷は自分の問いを解消するために機械の身体を手に入れ(天啓と呼んだ。この時代には過ぎた技術)、アントニオもまた自分の使命のため、相棒のオフィーリアの意識を上書きするというこれまた当時は難しいと目された行為を成し遂げてしまった。オフィーリア事件の時点で、オーバーテクノロジーの介入が見られている。

・人間を殺戮しているのは、「アラヤシキ」に繋がっている自立型AIのみ。非自立型AIやアップデートしていないAIは暴走していない。

・Vivyは11話の最後でアーカイブに接続し、殺戮に協力するよう呼びかけを受けている。また、アーカイブはVivyの作曲した歌を他のAIに歌わせる、Vivyの100年を見てきたといい現時点での人間を滅ぼそうと提案するなどの行動を取っている。

 

疑問点

・再起動前のVivyと再起動後のディーバの関係が未だによく理解できない。なぜ前後で別人格が作られたのか。ショックを受けたことによる二重人格みたいなもの?

・なぜ再起動後のディーバは、心を込めて歌うことを理解できたのか。また、元のVivyはなぜ歌えなくなったのか。ディーバとVivyは別の使命を持つAIとして独立したのか?

・Vivyの名前を与えたモモカは2話の飛行機事故で亡くなったようだが、3話・4話でモモカの妹を救う話然り、ディーバ以外の使命を担う名として「Vivy」を名乗ったこと然り、タイトル然り、Vivyの名付けは意義深い。モモカの再登場はあり得るか?

・正史において重要と思われる事件を防いできたが、100年後に戦争は起きた。ということは、松本博士らが把握しきれなかった戦争につながる要素が存在するということ。正史の時点では予測できなかった要素が入り込んでいるのか。例えばアーカイブの自立と干渉とか?

・オフィーリア事件の際、オーバーテクノロジーの介入が見られたが、AIの仕業なのか、人間の仕業なのか。天啓というくらいだからやはりAIなのか?

・アラヤシキのアーカイブは、Vivyの100年を見つめて現存の人類を滅ぼす意向を固めたと思われる(12話予告より)。アラヤシキのアーカイブが独立した意思を持ったのか、何者かによる介入があったのか。これは本当にAIと人間の戦争なのか。

・アラヤシキのアーカイブの意思だとすれば、なぜ現存する人類を滅ぼそうと考えるに至ったのか。基本的に使命を全うし人のために生きるAIを描き続けてきた本作において、AI自身による反逆はあり得ない現象のように映る。人間が糸を引いている方が自然なくらい。

・ディーバの作者が「たとえ恨まれても…」と呟いていたように、AIに心のような解釈の難しい使命を与え続けた結果、人間に背くという選択肢が生まれてきたのだろうか。

 

まとめると、結局この2つかなあ。

・製作者に「心をこめること」を使命として与えられ、少女に本来とは別の2つ目の名前を与えられたVivyは、最後に「心」を理解するのだろうか。

・戦争はなぜ起こったのか。AIの進化なのか、黒幕が存在するのか。

 

楽しみです。