Vivy 視聴後感想つれづれ

Vivyも終わってしまったー。

全13話。

 

全部のAIを停止させる…もちろんVivyもマツモトも例外なく…AIがAIを止めるって、こういうことだ…。

 

AIが人間を滅ぼした方がいいと判断して、また別のAIが人間は生きるべきと判断する。

Vivyは松本博士からシンギュラリティ計画を託されて、人間も人間に寄り添うAIも見続けてきて、その思い出の積み重ねが心になったと。

なんにせよ人間はAIに生かされた。既にAIに生殺与奪を握られているという見方もできるわけだけど…。それからのAIは共存を選んでいる、今のところ。

なかなか怖いよね…繰り返そうと思えば、また人間に虐殺を仕掛けることも可能なんだろう。

 

とまあそんな人間にとっての怖さも残しつつ、この物語はVivyとマツモトのものなので。いつかの未来でマツモトはVivyの歌をきっと客席で聞くことができたんだなあと。

いち視聴者は結局主人公たちに幸せになってもらいたいし、君たちが幸せならそれでいい。

マツモト人工衛星に体当たりしてたなあ…。

 

自立思考するAIなんて生み出した日にゃそんな可能性だってあるという示唆もしつつ。

人間だって同じような思考回路を持っていたりもする。それぞれが勝手に排除したり信頼したり保護したり。それぞれが意志を持つのに、話し合うこともなく一方の意志が蹂躙されることもある。

そういう今どきの、意見はあるのに議論にならないSNSの現状とか、ちょっと似てる。話が通じそうにない感じが。

 

別に綺麗事を言うでもなく、アーカイブアーカイブの、VivyはVivyの意見を貫いただけで、たまたまVivyが作戦勝ちしたと。

Vivyが選んだ結果として人類は共存の道を得られたけど、人間の意思なんて関係ないほど作中のAIは強靭で圧倒的だった。

そりゃそうだ、そういう風にできている。強靭なボディに誤りのない演算回路。人間は今や自分にできないことをAIに平気でやらせている。そして能力の高いものがいつまでも能力の低いものの言いなりになるか…否、かも。

AIがいつまでも人間の道具でいてくれるとは限らない…。

 

うーん、ちょっと怖いな。

結局人間の処理能力を超えたものって既にいくつも生み出されてて、たびたび危険性を示唆されながらも便利だから無いと困るからって使い続けていて、痛い目も見てて。

そうなると自分たちの作ったものに殺される未来っていうのはあるよね。実際。

藍は青より出でて藍より青し

でもその傑物を止める能力がない。たとえ自分が排除されても、彼らに未来を託すと。そういう発想。

 

PSYCHO-PASSもそうか。

傑出したシステムを生み出して、人間がシステムの言いなりになる。それでもシビュラの判断は人間の集合体だから、主導権は結局人間が握っている。

 

Vivyは作中で完全にAIが主導権を握ってしまった。あるいはAIがいつでも主導権を握れることを示してしまった。

その後の世界ってどうなるんだろう。共存?こんなに力の差があるのに、慈悲でもかけてもらうのか。いつ反故にされてもおかしくない和平に耐えられるのだろうか。

なーんて、それでも今が平和ならいいに決まっている。という気もする。現実そうか。

 

というわけで、Vivyの戦後の世界を見てみたいなーと思うのであった。

壮大だったなー、テーマが。技術、人類の命運、AIの暴走…いかに普段色んな技術に頼って生きているか、そのリスクを分かってないか、考えさせられるね…無邪気に生み出したおもちゃに命を脅かされるわけだ。つまり人類は自滅だ。ううーん。

むっずかしい。