ひぐらしのなく頃に業 全話視聴後感想 ※大いに内容に触れます

いや最初は放送クールに見てたんだけど、お化け屋敷と一緒で1回止まると進めなくなるんだよね。卒が放送されるのと、おもしろいよって聞いたので、一気に観てみたー!やっぱりおもしろかったー!!むしろ業だけでもいい…どろどろに拗れた友情…こんなにおいしい展開が待っているなんてね…。

 

祟騙し三から郷壊し七まで一気見したのでどこから述べるか…。

各章にしようか。

 

鬼騙し編

鬼隠し編同様やはり狂気と理不尽に満ちている第1章だった。最終話のラスト15分までは、フラッシュバックが起こったりして鬼隠し編の惨劇ルートから脱出できそうだったのに、なんでなのって悲惨な有様で幕を閉じる。

 

綿騙し編

第2章。梨花ちゃんのにゃーにゃー話で癒されようと思ったのに、のに。梯子ガタガタァは今回もあったけど、綿流し編の時は沙都子の話してたんじゃないかな、それが梨花ちゃんの話になってた。最初の夜以降「詩音」からの電話も無かった。圭一だけは守ろうとしており、お魎さん、村長、「詩音」は井戸で見つかり、沙都子と魅音は共倒れ。梨花は死亡。最後は沙都子と共倒れになってるし、混線してるなあ。

 

祟騙し編

第3章。最後の最後までは皆殺し編の大成功ルート辿る熱い展開。前半2話は常の如くしんどすぎるので心が折れそうなんだけど、後半の圭一たちが正しい意志で村を動かしてく様が爽快で、楽しい。

無事綿流しの夜を迎え、沙都子が圭一を自宅に招き、なぜか襲いかかってきた叔父に応戦して一気に祟殺し編の血みどろ展開に。

一方祭り会場では大石が錯乱して梨花魅音・詩音その他村人を銃殺。沈痛な最後を迎える。鷹野はなぜか終末作戦を中止していた。

 

猫騙し編

自身を残り滓だと言っていた羽入が、梨花に「繰り返すモノを断ち切る剣」のこと、梨花の死の間際の記憶を残せるようになったことを伝えて消えてしまう。梨花はもう自分で立てるはずだから、と。

ここから怒涛の惨劇祭りとなる。赤坂、公由、圭一がいずれも錯乱して梨花を殺害する。

そして沙都子が、錯乱すらせず淡々と梨花を「ワタナガシ」にする。梨花が雛見沢を捨てようとするから永遠に祟りが起きるのだと、淡々と。

もうこの辺は惨劇が立て続けすぎて梨花の心情じゃないけど、もうやめて、まだやるのかよ、もういいよ、という感じだった。沙都子のとこなんか画面ほぼ黒塗りじゃん。この回重要なんだけど、画面を手で隠して台詞だけ聞くという横着をしていた。見てられませんて。でも沙都子のシーンだけ、最も悲惨なのになぜだかただよう切迫した慈愛。こんなにグロいのに、変な効果音混ざってるのに、なぜ恋愛小説のラストシーンを読んでいる気分になるのか。こんな不思議なシーンもないなと思いながら。

梨花は惨劇を抜けた先の未来で雛見沢を出るんだけど、それは間違っていた、いつから雛見沢を離れたくなっていたんだろう、自分は雛見沢にずっといると、次の世界の沙都子に告げる。その世界は惨劇そのものが微塵も姿を見せない世界で、梨花は違和感を隠せない。そしてとある仕掛けから、沙都子が繰り返していることを見抜いてしまう。

 

郷壊し編

ここから沙都子のターン。

本当にもうこの話からホラー要素皆無になる。端的にいうと、たいていの大人が身に覚えのありそうな青春の苦渋を啜った沙都子が、びっくりお助け美女(羽入より格上というか完全体)を味方につけて無双を始める。

梨花は抜けられない迷路の出口を探して100年を巡ったけど、沙都子は自分の意志で梨花を追いかけるためだけに100年の記憶を辿った。その執着が既に尋常じゃない。手酷い裏切りを受けたと思ってても、梨花を諦めることはできなかったんだなと。雛見沢での梨花との不変の日常と未来を取り戻したいと、今の沙都子は願っている。

そして願いのためなら何度でも、仲間や梨花も自分自身も殺すことを厭わない。沙都子はリセットボタンを押すように、何度も何度も躊躇いなく繰り返す。業が深いってか。でもそうしてたったひとつの願いを叶えるためにそれ以外を全て計算尽くで利用して犠牲にしていける潔い狡猾さが、彼女の魅力だとも思う。さすがトラップクイーンなのである。

青春の受け止め方としては間違っているのかもしれないけど、こんな熱量の情熱を誰が否定できるだろう。梨花ちゃん応えてあげなよとか言いたくなってしまう。ただし沙都子もエウアが現れなければ、こんなループに身を投じることもなく苦しいだけの青春を通り過ぎていったのだろうから、ひとえに沙都子を称えてばかりもいられない。

 

しかし…こんな究極に賢くて重たいスパダリかつヤンデレな沙都子を見せられてしまったら、百合同人を買うしかないと思うのだがどうだろう。どう見てもさとりかです、ありがとうございます。メリバでもいい…君が幸せなら…。でも100年を経たあとなら、二人で聖ルチアを魅了してもいいと思うよ!

 

などといいつつ、今回の謎掛けについてちょっとは頭を使ってみる。

 

鬼騙し編

圭一とレナが発症。

沙都子が注射したのはレナだと思われる。死亡者はレナ、梨花、沙都子。梨花は沙都子が殺したのかな…。

 

綿騙し編

最後まで魅音だったような気がするんだよね…人形の件がね…詩音なら悟史ファーストだから、圭一を最期の最期まで想えないと思うんだけども…。あの言動は魅音だと思うんだよね…。

今回注射打たれた人は梨花を憎み、雛見沢を壊さないとという妄執に取り憑かれるようなので、詩音が何らかの理由で死亡し、村の因習を断つために、梨花、お魎、公由が魅音に殺されたのだろうか。沙都子が来た理由が分からないけど、どうも注射したと思われる人のいるところに戻ってきているような気もするので、魅音と相打ちになったのかな?

綿流し編/目明し編だと、詩音がお魎、公由を殺し、魅音を監禁し、訪問した沙都子を悟史への想いから拷問し殺し、追ってきた梨花の自殺を目撃した後で、レナと圭一の訪問を受けていた。魅音ならどうなってるんだろう。

 

祟騙し編

これは大石発症で。

叔父は…どうなんだろう。そもそもなんで帰ってきてたんだろう。郷壊し編の件からして、叔父が一切沙都子に手を出してなかった可能性はあるかもな…沙都子の自作自演。

あの叔父に圭一が自分にひどいことをするとか吹き込んだら、叔父さん殴りかかってくれそうだもんな。でも圭一と叔父を殺し合わせて何の意味が?沙都子としては大石が梨花を殺せば、あとは自分が死んでやり直せる事案だったのではなかろうか。

 

猫騙し編

梨花を苦しめる計画の大詰めってところで。

ここは出てる情報で全てではないだろうか。

 

郷壊し編

回答が出てき始めてしまっているではないか…。

沙都子側の行動原理や道具などが既に明かされている状態。

 

梨花の目の前で、惨劇を繰り返して心を折るのが沙都子の目的。

それにしては、鬼騙し編のレナと圭一の殺し合いは梨花の耳に入らなければ無意味だし、綿騙し編は梨花の退場が早すぎる、まあ梨花も圭一が祭具殿に入った時点で絶望してたけど。祟騙し編で大石を錯乱させながら、圭一と叔父を殺し合わせたのも分からない。

猫騙し編はその点、完璧に梨花の心を折ることに注力している。

どこまでが沙都子の差し金で、どこからが想定外の成り行きなのか。解答編は果たしてどういった構成になるのか。そして二人はどんな未来を選択するのか。願わくば心から笑いあえる未来をってね。

 

卒はいつ観るかな…完結してからにするか、各編完結ごとに観るか、悩むところ。