本誌39号 ヒロアカ324話 感想

うわあ…先週はどうなるか分かんなかったけど、やりきったな…。すごいや、すごいやヒロアカ…ありがとう堀越先生、ありがとう少年ジャンプ、ありがとう集英社…。

 

 

 

 

 

以下ネタバレ含む感想

 

 

 

 

 

お茶子ちゃんがすごかった…。やりきった。

ヒーローを助けるのは、ヒーローを見つめている周りの人だって彼女は随分小さい時から知っていたんだね。

 

「泥をかぶるのはヒーローだけ。泥を払う暇をください」

ヒーローは泥をかぶるお仕事だって知ってるんだなあ。称賛と信頼の裏表で責任と危険がついて回る。もうほんと、たった1年でプロになったんだな…。

 

その上で「隣人なんです」と。

「共に明日を笑えるように、力を貸してください」

トガちゃんのこと、気にしてないはずないよね。ここでよぎるんだなあ。トガちゃんもまた、隣人であればいいと思う。そういう描写だと思っていいのかな。最終的にこの先生は敵たちも救い上げてしまいたいんだろうから。他人に受け入れられない衝動や個性を抱えた彼らとヒーローたちとを、どうやって向き合わせていくんだろう。デクくんが一山越えつつある今、最大の関心事だなあ。これが最後の焦点になるんだろうな。

本作に敵も味方もない。それぞれの事情で生きてて、便宜上ヒーローと敵なんて呼ばれてるけど、この作品が指向してるのはみんなが笑える明日なんだよなあ。本当に楽しみだ。

 

「ここを彼のヒーローアカデミアでいさせてください」

デクくんが本当に望んでたけど、自分からは絶対言えなかったセリフを、完全に諦めてたセリフを、お茶子ちゃんが言ってくれた。入試の時からずっと助けて助けられてた二人だ。デクくんが思うように、思う以上にお茶子ちゃんはデクくんのことを思っているということを思い知っての号泣かなデクくん。この二人はずっとそういう関係だなあ。

 

飯田くんが手を取って、かっちゃんが認めて、お茶子ちゃんが帰り道を開いた。なんてことだ、全部君が今までしてきたことが今、ここで。

デクくん報われたなあ。救われたなあ。

本人はなんの躊躇もなく手を差し伸べて飛び込んで飛び出してったけど、それがこんなにもみんなを動かす。ここまで自覚のない主人公はもう罪だね。存分に泣いてくれ、ヒーロー。

 

「これは僕が最高のヒーローになるまでの物語」

「そして」

「みんなが最高のヒーローになるまでの物語だ」

オールマイト1強時代が終わり、デクくんが、仲間が、プロヒーローたちが、そしてヒーローじゃないみんなが、一歩ずつ歩み寄って「不理解」「不寛容」を打ち破る一歩を、困難な一歩を踏み出す。

 

ヒロアカはすごい壮大な話なんだよ…すごいな…すごい。人の心の距離を縮めるのがいかに困難か、この世で一番大変かを知ってて漫画でやろうとしている。さまざまな距離を示して、詰めたり突き放したり引き戻したりして。今この漫画の結末が、一番楽しみだなあ。