シャーマンキング感想あれこれ 21話まで視聴済み

今回のアニメはとてもテンポが早いんだと思うんだけど、原作が押し入れの奥深くに仕舞ってあるので確認できない…出してくるかな…。

集英社の32巻までのやつ(人生初の打ち切りを目撃した記念すべきもの。プリンセス・ハオ…!)があるんだけど、講談社で出してるやつで真完結部分まで補完したい。どこから買えばいいんだったか…むかーし誰かに大判を借りたんだけど、結構変わってたよね。全部買うとダブって勿体ないし…うーん…難問…。

 

◯繰り返す「なんとかなる」と「それがどうした」

作品の軸になるセリフだけど、アニメ観てるとものすごい言ってる気がするね。敵も味方も友達も。

作中の印象で見てみると、「なんとかなる」は葉くんの思想の芯みたいなところで柔軟さのベースになっている言葉なんだけど、「それがどうした」は相手の挑発だったり主張だったりをばっさり退ける言葉で、開き直って我に返るみたいなニュアンスがある。

魂の純粋さ、迷いのなさを力にするシャーマンにとって、「それがどうした」の開き直りは強さに必要な要素なんだろうな。

蓮が実家で葉くんに「なんとかなる」って言うの、非常によかった。蓮は認めた相手に照れたり捻くれたりしないところが潔くていいよね。素直なライバルだ…。

 

◯多様な背景を持つキャラクターたち

麻倉葉は陰陽道を継ぐ大きな家の何気に坊ちゃん、恐山アンナは恐山のイタコに育てられ、小山田まん太は巨大企業の社長子息。ホロホロはアイヌ出身で蓮は中国のマフィアみたいな組織の子息、リゼルグはイギリスの上流家庭風、チョコラブは貧しい家庭で両親を喪いストリートギャングになり、アマゾンの奥地からきた師匠に出会った。ファウストⅧ世は医者の子孫でネクロマンサー、ドラキュラはドラキュラ伯爵の子孫、コヨーテはメキシコの死者信仰の遣い手。人々を統べる人、それに従う人。

これだけの背景を持つキャラクターたちが物語に参加して、結末を目指して走っていくと思うと目が回る。まだ明かされてないハオ勢などなどの事情を踏まえるともっともっと多い。世界の王を決める戦いには、多様な背景が欠かせないという判断なんだろう。だから物語に説得力があるし、結末をいつまでも望まれた。

それぞれの信仰がぶつかって砕かれ、強固になって、時に個人の過去がむき出しになり、最後に残るのはどんな思いなんだろうかと。あー、読みたくなるじゃないかー。真結末がけっこう難しくて、もう忘れてしまったー。

 

◯麻倉葉という主人公

友達になりたいなって思わせるような主人公なんだよね、葉くんというキャラクターは。熱血も天才も神がかりも肌に合わないけど、葉くんのゆるさに救われる視聴者は未だに多いのではないだろうか。

 

リゼル

こんなやな奴だったっけー。

原作でかわいい顔と台詞だけ読んでたから、口調が加わってびっくりだった。頑なだし自意識が強いし憎しみに取り憑かれてるしこーれは問題児だあ…。

葉くんとリゼルグの話ってけっこう終盤までもつれ込んだような、と考えると、結構重要人物なんだよね。入れ違い加入してきたチョコラブとも対照的だし、X-LOWSの中ではお子様だし、おもしろいポジションだよなあ。他の子がどんどん進んでいくのに対して、誰かに縋って泣いて立ち止まったままの子なんだよね。

 

◯アンナさん

大っ好きなんだけれども、昔から。むちゃくちゃ強くて怖くて綺麗で、時々可愛くて。昔のテレビシリーズのエンディングがまた可愛すぎてね…。こんなヒロインをこの世に生み出してくれてありがとう武井先生…。

 

◯ジャンヌさま

かっわいいよねー。堀江由衣サマの今期エンディングがまたさいっこうですね。ジャンヌさまのお召し物が描きたくて昔練習したなあ。こんな幼気な子を拷問器具塗れにするとか絶対作者の性h(自粛)

X-LOWSの小道具がまたスーパーカーをふんだんに使った設定になっていて、もうX-LOWSそのものが作者の趣味全開なのではないかしらと思っている。身勝手だろうが理不尽だろうが己らの正義を貫く強さがある団体だよね。だから強い。

 

ハオ組の掘り下げはこれからだし、如来さまはまだお出ましになってないし、楽しみですねー。

今回全編やる気なんじゃないかと思ってるんだけど、どうなるかなあ。しかしこのテンポ感どうなってるんだ。前のシリーズだとチョコラブの話までに37話掛けているというのに。不思議だね…不思議だね…。

シャーマンキングは最高です。